ブラック企業の中間管理職の悩みを書いていきます。
俺の仕事ってこれだっけか?
やりたい仕事ができる立場なのに時間がない
中間管理職って、その部署なり、事業所のヒトモノカネを使って成果を上げるのが仕事です。
会社で部長なり上から与えられた仕事を適切に部下に割り振るようなイメージです。
しかし、現実はちょっとどころか大幅に違っていたりします。
今回はブラック企業で働くエデンが実体験をもとに中間管理職の悩みについて書いていきたいと思います。
この記事は以下の人にお勧めです。
・中間管理職のあなた。
・課長以上に上り詰めたいと考えているまだ若いあなた。
・先のことまで考えて就職したい就活生のあなた。
この記事を読むことであなたは、中間管理職の現状とブラック企業かどうかを見極めるポイントを知ることができます。
中間管理職の仕事量
板挟みとはこのことだったのか
100の仕事量を与えられました。
昨今は人手不足です。
どうにかこうにか振り分けます。
部下も疲労困憊してる姿を見るので80の仕事を部下たちになんとか振り分け残り20は課長の私が自ら担当します。
それでギリギリです。
しかし隣の事業所も同じようなかんじで大変そうです。
うちは部下が10人いますが、全員が月の残業時間が40時間で済んだので超過勤務者が出ず、部長からほめられました。
ま、でも超過勤務者は実は私だったりします。
管理職である私はどれだけ働いてもみなしで固定給です。
みなし残業制でもみなし分を超えたら割増しを払わないといけないのはわかっていますが、そもそも勤怠時間を正確に記録してきていない過去があります。
それをわざわざやるのは自ら評価を下げにいっているような行為です。
第一、そんなことをやっている暇があるなら
部下のために何をしたのだ?
と部長に詰められて責められることが目に見えています。
中間管理職の休日数
上記の仕事量からすると少ないことが予想できますよね。
はい、その通りです。
結論から言うと月に5回、年間60日です。
え、それって労働法違反じゃないの?
と思った方もいるでしょう。
しかし、日本の法律には抜け穴がいっぱいあります。
さらに、法令を順守できている企業の割合って30%くらいですよ?
ちなみに法律では週に1回の休日があればよしなので、上記は法律違反ではないんですね。
そしたら、四季報とかに会社が公表している
年間休日数もそんなに少ないの?
と疑問に思った方もいらっしゃるでしょう。
エデンもそう思っていました。
しかし、これにも抜け穴がありました。
管理職って除かれるんですよね。
あの公表値って、あくまで労働者の平均なんですね。
エデンの会社は名ばかり管理職だらけです。
ですので、この公表値と大幅にずれる休日数の少なさがまかり通ってしまうのです。
いやいや、この時代、そんなの辞められて終わりでしょ
と思うでしょ?
それがね、ブラック企業ってプロなんですよね。
ブラック企業が社員を名ばかり管理職に就かせるタイミング
結論から言って、結婚して、家のローンを組んだときです。
現在会社で起こっていることは、30代後半の労働人口の分厚い層が課長のイスを取り合っている状態です。
もうお分かりですね?
会社は課長候補を選び放題です。
そこで、結婚やローンを組んだ人を優先的に成果を出させて課長にします。
そうすると会社は課長にとんでもない量の仕事を押し付けても課長の気持ちはこうなります。
せっかく同期の中でも俺が選ばれたんだ。がんばらないと
家庭も家のローンもあるし、バリバリ稼がないと
こうして、ブラック労働の管理職を生んでいます。
これを見ているのが20代です。
そもそもゆとり世代やさとり世代です。
最近の若者は昇進意欲がない
なんて言われますが、彼らは合理的な判断をしていると考えられます。
本来の管理職ってなんだろう?
ここまで読んで
あれなんかこのエデンの言ってることおかしくない?
と思った方はおそらくホワイト企業で働いている人でしょう。
ふむふむ。たしかに
と思った方はエデンと同じブラック企業で苦しんでいる方なのかもしれません。
エデンも
目の前の仕事に追われ続けて本来の管理職
ってなにするんだ?
と見失ってしまっていました。
そうなんです。
中間管理職の本来の仕事って100ある仕事量をどうすれば110なり120にするかということを考えなければなりません。
そうして、会社の発展があって、従業員への還元も増えるのです。
その中核を担うのが中間管理職であり、経営陣なのです。
しかし現実は…
とまあ理想はつかの間、現実に戻ります。
そんなことを考える余裕もないくらい目の前の仕事に追われています。
来月、また1人、うちの部署から人が抜かれます。
月に200時間働いてくれていた部下でしたが、、、
この200時間分の仕事をどうしろというんだ。
今月も私は100時間以上残業しています。
正直、頭が働きません。
でも、私が事業所のトップです。
部下には希望を与え続けなければなりません。
以上です。
まとめ
・中間管理職の仕事量は鬼の量です。
・ブラック企業は社員を辞めさせないプロ集団です。
・就活では管理職の仕事や待遇も調べるとよいでしょう。
これがブラック企業の中間管理職の現実です。
ホワイト企業だと管理職って夢があるのでしょうか?
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