先日、こういったニュース記事を見つけました。
終身雇用前提は限界。令和新時代の働き方「1日6時間労働」を提言
社会学者である西田亮介さんがこのように言っていました。
ブラック企業で最低賃金ギリギリで働いてきたエデンがこれについて思ったことを書きます。
先にエデンのスペックです。
- 20代後半
- 会社員
- 社歴5年
- サービス業
- 年収400万
- 1日14時間労働
この記事で書かれている内容
1日6時間労働大賛成です。
このニュースを見た時、2つのことが頭をよぎりました。
令和の時代、やっとこういう働き方がメジャーになるのね。生きる希望だ。
正直、サービス業では無理だろ
この2つです。
しかし、これは当事者だからそう感じることであって、外の業界の人には理解しがたいことなのかもしれません。
そこで、今回はいい機会なので
なぜ無理なのか、何か策はないのか?というのを考えてみました。
サービス業は3つの理由で厳しいものがあります。
1、従業員は圧倒的時給脳です。
うちの会社は従業員の99%の人が時給制で働いています。
100人の時給脳につき1人の管理職がついているようなかんじです。
1日6時間労働を取り入れるには、今まで、時間を切り売りすることで給料を得ていた圧倒的大多数の時給思考を成果報酬型に切り替えなければなりません。
2、うちはサービス業で固定費もかかります。
サービス業は売り上げに対して人件費3割、仕入れ原価3割、家賃や光熱費などの固定費2割を目指して利益を出しています。
月商が500万円くらいのサービス業で商う店舗型ビジネスモデルが大半を占める業界ですのでこれを例にしてみます。
- 仕入れ原価150万円
- 人件費150万円
- 固定費100万円
残りの100万円から採用コストや広告費などをやりくりし、営業利益を捻出しています。
この固定費ですが
- 家賃80万円
- 光熱費15万円
- 備品修繕費5万円
です。
言いたいことは、1日6時間労働を取り入れるために営業時間を少なくしても家賃の値段は変わらないということです。
どこの会社も見込みがないまま営業利益を落としたくないです。
1日6時間労働にすることで懸念されることは主に次の2つでしょう。
①売り上げの減少
②人件費の増加
まずは売り上げの減少が見込まれます。
サービス業って世の中の流れと逆行して、1日の労働時間って増えています。
これは人手不足と競合との競争の激化が生んでいます。
エデンも1日14時間働いちゃっています。
私はそんなに働きたくないですが、人手不足なので仕方なしといったかんじです。
同僚は家庭があるので残業代を月に10万円貰えないと生活が厳しいと言って、残業は受け入れています。
この状態で1日6時間労働にすると営業時間を縮めることになります。
すると機会ロスが生じ、売り上げが落ちます。
その分、人を雇えばいい。
と思ったでしょう。
しかし人手不足です。
雇用を抱えることは維持費もかかり、人件費が上がります。
サービス業は競争が激化しすぎて、人件費を下げられるギリギリまで下げて1度は成り立ってしまったビジネスモデルです。
成り立ったと言ってもグレーゾーンだらけですが…
人件費を自ら上げに行くことはよほど大きなリターンが見込めない限りGOサインを出すことはないでしょう。
対策
と、ここまで6時間労働に対して、いや、むしろサービス業の存続自体が絶望的な状況ですが対策を絞り出してみたいと思います。
そもそも1日6時間労働は何のため?
西田さんは6時間しか働かないことで生産性も上がるとおっしゃっていました。
そのことについてフォーカスしなければなりません。
生産性を上げる
1時間当たりの売り上げを伸ばさなくてはいけません。
サービス業で今の1人あたりのお客様に対応する時間を半分にして2人対応できれば売り上げは2倍です。
しかし、それではサービスという価値が下がってしまいますし、これまで散々改善してきていますので改善余地が少ないです。
そしたら、価値を上げることで売上を増やす。
これが1番現実的だと考えます。
これをするためにはサービス業で働く1人1人が価値を高める意識が必要です。
そのためにエデンも全力で、役立つ情報をゲットし、このブログであなたに伝えていきます。
サービス業ですから、サービスの価値を上げ続けることを考えなくてはサービス業の発展はないと思います。
もしくは180度、今のサービス業を改革するというのもありでしょう。
一気に構造を変えるという手です。
ハウステンボスの無人のホテルのように機械を導入したり、人でなくてもサービス業が成り立つ新たな業界を作るというのもありなのかもしれません。
これについても引き続き、エデンは考えていきたいと思います。
まとめ
・6時間労働にしたいですが、時給で働く人のことを考えなくてはいけません。
・固定費を賄うために営業時間と労働時間がかさみます。
・1人1人がサービス業で価値の創造を行うことが突破口なのかもしれません。
どうしても、エデン1人では対策がふわっとしてしまいました。
よければあなたの考えをコメントで教えて下さい。
いいコメントは拾いつつ、ツイッターでも拡散し、サービス業に携わる人みんなで言及していきたいと思います。
↓
コメント