今日も1日お仕事おつかれさまです。
今って飲食店を筆頭にサービス業が人手不足だから裏を返せば採用されやすいんじゃないの?
でも、雇われ店長って残業代でるのかなぁ
ある程度、ブラックなのは覚悟の上で面接を受けようと思っているんだけど、やっぱりちょっと意見を聞いておきたい
そんなあなたの不安にお答えします。
「残業代が出るかでないか?」と聞かれると、
答えるのが難しい
と言った具合になります。
なぜ、あいまいになってしまうのか?
その理由について実体験をもとに5分で読み切れる記事を書いていきます。
エデンのスペックです。
- アラサー
- 雇われ店長
- サービス業
- 年収400万前後
この記事で書かれている内容
店長でも残業代は出るようになりました
店長って残業代でないの?
あなたもそんな噂を聞いた人の1人かもしれません。
たしかに2008年までは店長という職種は残業代が出ないことが当たり前でした。
では、2008年からはどうなったか?
残業代が出るようになりました
残業代が出るようになったのは2008年、マクド○ルドで店長に対しての未払い残業をめぐる裁判があったからです。
店長は管理監督者にあたるかどうか?
というのが論点でした。
店長は社長や役員のように、経営に関しての決定権が充分にはないので、管理監督者ではなく、労働者なのです。
そこで、2008年から全国的に雇われ店長を筆頭に店長職は残業代が支払われるようになりました。
なーんだ!じゃあ、心配しなくて大丈夫だね!
と思ったあなた。
実は、闇はもう少し深くなるのです。
残業代は超過した労働時間に対して払われます
そもそも、残業代は超過した労働時間に対して支払われます。
残業代を払わないためには、
とどのつまり、労働時間を超過しなければいいのです。
そのためにサービス残業が横行しました。
サービス残業をすると褒められる環境
経営者や店長は、常に費用対効果を考えています。
お客さんからお代をいただくまでに費やすコストをいかに小さくできるか?
それをいつも考えないといけません。
今日は終電で帰れないかもしれないくらい忙しい中、部下がちょっとサービス残業してくれたとき、経営者や店長は泣くくらい喜んでしまいます。
そんな環境がサービス業です。
ちょっとしたサービス残業で助けられた日々が積み重なり、習慣になるとサービス残業をすることが苦にならなくなっていくのです。
まるで業界全体で洗脳し合っているみたいですね
サービス残業って具体的にどんなこと?
店長として、経験したサービス残業は、“売上に直結する仕事”以外の仕事です。
売上に直結する仕事というのは、お客さんにサービスを提供して対価を得るまでです。
それ以外の仕事は、売上に間違いなく貢献する仕事であろうとサービス残業になっていました。
従業員の育成、日々の売上の計画やシフト作成、アルバイトの面接、店長としての勉強会など多岐に渡りました。
特に、従業員に関わることは突発的なことが多く、それらはすべてサービス残業でした。
急な欠勤の対応や、時として従業員のメンタルケアなんかもしなくてはならないときもあります。
そんなことにいちいち労働時間をつけていたらキリがありません。
キリがないくらい多いということです
ある会社の経営者が考える事は
利益率を一定にするためには、店長にお客さんを相手している時間にだけ報酬を払うというスタイルでいかないと経営計画ができない
このように言い逃れします。
サービス残業を改革するには?
こんな経営をしている会社でもサービス残業を改革する方法を知りたい
お客さんと接する時間以外はサービス残業なんて“ありえない”
ところが、けっこうありえちゃうんですよね。
きっと、日本全国に同じようにサービス残業で悩んでいる人は多いと思います。
改善するには
①売上に直結しないサービス残業で行っている仕事がどれくらいの時間で行っているかを洗い出す。
②全体の利益を落とさないまま労働時間として人件費に組み込む。
この2つのステップが必要になります。
ここまでしてやっと真の経営計画が出来上がるのですが、現実はそこまで進んでいません。
【現役店長の嘆き】雇われ店長って残業代でるの?【結論:ブラックです】のまとめ
・2008年以降、残業代は支払われるようになりました。
・とはいえ、どれだけ仕事をしても労働時間にならなければ残業代うんぬんの話ではありません。
・サービス業全体で悪しき風習が今も根強く残っているところも多くあるので注意しましょう。
今回は雇われ店長の闇(サービス残業)について書かせていただきました。
エデンブログでは他にも店長の闇、サービス業の闇、日本の闇について書いています。
闇を知ることで、泥沼にハマってしまうことを回避できるかもしれません。
雑学くらいには、なるはずです。
よければ、他の記事もご覧くださいませ。
店長の闇、サービス業の闇の話の後ですがサービス業は本当に人手不足が深刻です。
ですので、採用のハードルは低い状態なのは間違いないです。
少しのスキルが給料アップの交渉材料になることも可能性としては十分にあるでしょう。
多少ブラックでもやってやる!
あなたに幸あれ。それがエデンの幸せです。
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