今回は上司はあなたが思っているほど、部下のことが嫌いではありませんということについて解説します。
この記事は以下の人にお勧めです。
・上司のことが嫌いなあなた。
・上司の一言がストレスになっているあなた。
・上司から嫌われているあなた。
この記事を読むことであなたは、今より少しだけ上司のことが好きになります。
気づいたことは上司が嫌いと思っていた自分はストレスから逃れるために投射という適応機制を使っていただけに過ぎなかったということです。
この記事で書かれている内容
投射という適応機制
投射は自分の中の認めたくない感情を他人が持っていると認知する防衛反応です。
自分が上司のことを嫌いであるとき、上司はきっと自分のことが嫌いであると思い込むのです。
こう考えることで、一方的に嫌っているという罪悪感から逃れられます。
上司のことが嫌いでした
エデンは上司のことが嫌いでした。
もうね、やること1つ1つに文句を言ってきます。
こうじゃない。
これしろ。
きっとこの上司は私のことが嫌いなんだ
そう思っていました。
気遣ってくれている？
その日も23時くらいまで残業していたときのことです。
もう帰りたいと思ったエデンは黙々と仕事をしている上司に聞きました。
あとどれくらいでしょうか？
なにか手伝いましょうか？
いや、エデンくんは今週ずっと残業だから、もう体が心配だから、頼まないよ。
もう帰りなさい
早く帰りたかったのでそれ以上はなにも言わず、帰りました。
珍しく、気を遣ってくれているのかな？
と思いましたが、次の日にはきれいに忘れていました。
上司になりました
そんなこんなで1年が経ちました。
エデンは転勤になり、上司の元から逃れることができました。
そして、上司になりました。
部下のことは嫌いにならない上司でいよう
そう心に決めた上司生活でしたが
部下の中には明らかにエデンのことを嫌っているのが態度でわかる人がいました。
その部下は同僚に
上司のエデンさんは私のことが嫌いだと思うの。
だから私も大嫌い
なんて愚痴を言ってるのが聞こえてきました。
悲しいです。
仕事を振りづらく、なかなか思うように仕事がはかどりません
その部下と一緒に仕事ができるようになるまでは時間がかかりました。
毎日、あいさつすることから始めました。
そのうち世間話できるようになりました。
そして、部下には上司にパワハラされた過去があることを聞き出しました。
それから、部下は上司のことが嫌いになることが多くなったようでした。
それは大変な過去だったね。
俺は本気で一緒に仕事していきたいと思っている。
だから協力してもらえないかな？
と相手のことを理解する言葉と行動で安心感を与えようとし続けました。
自分の過去を思い返しました
エデン自身も上司のことを嫌っていた過去があったことを思い出しました。
そして、思い返せば
上司はエデンのことが本当に嫌いだったのか？
エデンが一方的に嫌っていただけじゃないのか？
と感じました。
投射という適応機制を知った今だから感じたのかもしれません。
上司はあなたが思っているほど、部下のことが嫌いではありませんまとめ
・上司に嫌われていると思って、自分が上司のことを嫌う理由を正当化する投射という適応機制だとわかったのは上司になってからでした。
・上司が考えていることは仕事をうまく終わらせることで部下の好き嫌いではありませんでした。
・価値観は過去の経験やトラウマで形成されがちです。
今回の話は投射という適応機制が使われたよくない例でした。
自分の価値観を見直すきっかけになったわ
あなたに幸あれ。それがエデンの幸せです。
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