今日も1日おつかれさまです。
サービス業で働くアラサーのエデンです。
2019年、トヨタの豊田社長や経団連の終身雇用終了宣言があり、会社員の先行きが心配になってきましたね。
企業は45歳以上の高給取りで使えない社員を除外するなど、苦肉の対策をしています。
今後は人生100年時代、定年も70歳、80歳となるにつれて給料の問題は必ず出てくることが簡単に予想できます。

会社から給料が減ることに同意を求められた

困ったことに部下の給料を減らさなければいけない状況になった
そんなことがあなたの身にも起こっているかもしれませんし、近い未来にあるかもしれません。
偶然にも、エデンは給料カットの交渉を迫られた当事者ですので体験談を記します。

結論から言うと給料カットの交渉が来たら受け入れるしかありません
この記事で書かれている内容
突然やってきた減給の話

来週の就業時間後、人事部が面談に来るから予定を空けておくように
突然、直属の上司からこう言われました。
あまりにも突然だったため、

えっ、俺なんか やらかしたのか?
それとも、この前の改善提案書が評価されたか?
こんな気持ちでした。
1週間後、人事部の担当者1人がやってきました。
私のいた事業所は田舎だったので、人事部の人が本社から来るのも大変だろうと思って、500mlのお茶を買って用意していました。

将来、本社勤務希望の私はここでも媚を売っておこう
そんな下心もありました。
しかし、初対面の担当者から

同じ会社で、こんな気を遣ったりするのは、やめた方がいいよ
そう否定されてしまいました。

まあ、でもいいのです。
おそらく印象には残ったでしょう。
後々、こういうことが効いてくるだろう
と思いました。
人事部と世間話を2~3分した後に話題は本題へと移りました。

基本給を下げることに同意してほしい
そういう内容でした。
理由は

この業界は全体的に利益を取るのが難しくなっている。
会社としても手を打つ必要があり、色々仕組みを変える中で、たまたまエデンくんが対象者になっていた。
人によっては、かなり大幅な基本給カットが行われる人もいたようですが、エデンは月に6000円ほどの減額でした。
減額を補てんする旨も人事部から説明がありましたが、正直、言い訳にしか聞こえませんでした。

少ししか変わらないから安心するようにと仰いますが、基本給が下がるということは残業代やボーナスのベースも下がるということですよね?
そう聞いてみると、人事部の額に汗が噴き出していました。

いやいや、これくらいの質問が来ることは予想できるだろ
内心そう思いながらも先輩を困らせてはいけないと思い、それ以上はつっこみませんでした。
上司や同僚も同じようなことを言われ減給になっていました
あとから、直属の上司や同僚にも聞いてみると、多くの人が減給になっていました。
(成果を全く出していなく、入社当初から給料がほとんど上がっていない人は減給にはならない人が多かったです。)
ちなみに
会社が一方的に給料を切り下げすることは法的にも認められていません。
同意を取り付ける際には
- 給料を下げる理由
- 不利益となる部分
- 現状の給与水準を維持する経過期間
などを十分な時間をかけて社員に説明する必要があります。
だからこそ、1人1人に同意を取って周っているのです。
人事部の説明を聞いていると、裁判沙汰にならないようにするための形式って感じが否めませんでしたね。

会社の上層部が決めたことで、みんな減給だったら、いち下っ端社員であるエデンが反対意見を言う気にはなれませんでした
そういえば人事部にこんな人いたっけ?
人事部の人の説得を聞いているときに、

あれ、そういえばこの人、見たことないな。
それだけ重役ポジションなのかな?
と思っていました。
エデンが減給に同意して、ハンコを押したら
人事部の、ふーっという息が感じられたので、思い切って聞いてみました。

これを1人ずつ同意を得て周っているんですね。
大変ですね。
今日はこれでお仕事は終わりですか?

はい、このまま直帰です。
将来、本社勤務へ昇進したいエデンは人事担当者の経歴などを参考にさせてもらいたくなり、聞いてみました。
すると、
- この人は3か月前に中途入社したばかりだということ。
- 全員を説得することが自身の評価と会社の居場所を作るために大切なのだということ。
- 人事部のこの方の今回の出張は交通費は出るが休暇を削って自主的に動いているのだということ。
がわかりました。
最後の無給労働については、エデンの直属の上司が私の数倍の金額を減給された反動で、

会社の仕組みを変えるのはいいけど、(人事部の)あなた、これは仕事として給料もらえているの?

いえ、この説得の時間は無給ですね

ほら、そういうところだよ。
まずはそういうところを改善すべきだよ?
ストレートにそう言っていました。

すげーかっこよく感じましたね。
直属の上司は普段はアイドル好きの40代のおっさんですが、重要なところでしっかり本質をつくこの上司がめちゃくちゃエデンは好きですね
今回の人事担当者ですが、中途入社で説得役として駆り出されているようです。
中途入社したてで仕事へのやる気となんとしても達成しないといけないという時期を狙ったのでしょう。

こんなコスイことをするくらいなら役員が来いよ
と内心思いましたね。
でも実際に役員が来て「こんな若造に説得するのめんどくせぇ」と思われながら話されるのも勘弁なので何も言わなかったですが…
減給の交渉でモメたら、この入社したての人事部に責任を持たせるつもりなのでしょう。
自分の手は汚さないかんじ…エデンの会社では あるあるですね。
【給料が減る時代】基本給を下げる交渉の裏側がブラックすぎましたのまとめ
・会社は利益が落ちてくると、社員の給料に手をつけ始めるようになります。
・基本的に減給交渉は1人1人に対して行われますが断れる空気ではありませんでした。
・裁判沙汰にならないように形式に沿って丁寧に説明がされますが、その説明時間や費用を会社はケチっていました。
説明する人もプロパーでない人を使ってリスクを回避しようとしている様子が伺えました。
今後の日本はこのような減給関係のことであったり、難しい交渉が増えていく時代になると思います。

減給の説明を受けるのも嫌ですが、部下に減給の話をするのも嫌ですよね
かといって給料を上げなければ、今みたいに
- 内部留保が多い!
- 物価は上がっているのに給料は上がらない
などということになります。
バランスって難しいですね。
今回の体験で、

会社にコントロールされっぱなしの人生から抜け出して、何か自分で事業をするなりして自分でコントロールできることを増やしていかないと
と強く感じました。

あなたの会社ではこのようなことが来ないことを願っています
あなたに幸あれ。それがエデンの幸せです。
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