今日も1日、お仕事おつかれさまです。
有給休暇って使った人いるの?
めちゃくちゃ申請するの気まずいんだけど…
今回は労働者の権利である有給休暇について思うことがあるので過去の自分へ向けて記事を書いていきます。
この記事は以下の人におススメです。(全部、過去の私が感じていたことです)
・会社で有給休暇を使っている人がいないことに疑問を感じているあなた。
・社会人になって貯まったお金で海外旅行に行きたいと思い始めたあなた。
・有休が使えない実態と解決策を知りたいあなた。
この記事を読むことであなたは、有休を使うことを諦める最後の一押しになるでしょう。
有休はボーナスみたいなもんだよね。
使わなきゃ損じゃん。
この記事で書かれている内容
有給休暇は美味しそうな真っ赤な毒りんご
結論から述べさせていただくと
有給休暇は美味しそうな毒りんごだと感じました。
もうね、真っ赤に熟した毒りんごです。
食べたら最後、会社員人生を苦しめることになります。
20代前半のまだまだ入社3年も経っていない過去の自分にこう伝えます。
有休はないものと思え!
毒を口にするときは、その先も考えてからにしろ!
それでは、(有休=毒りんご)の理由について解説していきます。
有給休暇は労働者の権利
有給休暇は労働基準法によって定められた労働者の権利です。
6か月以上同じ会社で働くと有給休暇が付与されます。
そして、会社は時期変更権があるものの、基本的には有休の申請は受理しなければなりません。
有給休暇は労働者がより人間らしい生活を送る目的でリフレッシュするための休暇なのです。
とはいえ
同じ職場の人に迷惑がかからないように取得しましょう
有給休暇は病気や何かの勉強のために使いましょう
有給休暇をゲームなどの遊びに使うのは非国民だ
という風潮がありました。
そして、2019年現在でもそのなごりがある会社が多く存在するのが現実だと思います。
わかる。
なんか有休に対してのそういった空気がひしひしと伝わってくる…
サービス業では有給休暇が使えない組織になっています
有給休暇って申請しずらいですよね。
もし自分が休んだとき、仕事は誰がするの?
エデンは、いたって普通に働いているのですが…なぜか申請しずらいと感じます。
有休は労働者の権利とはいえ、体制が整っていなければ使えないのが会社員の定めなのでしょうか?
私の働くサービス業では完全に有給休暇が使えない組織になっています。
サービス業に限らず、使えない組織になっている会社は多くあると思います。
エデンのスペックです。
- 20代後半
- 社歴5年
- サービス業
- 雇われ店長
- 年収400万
サービス業が有給休暇を使えない組織になってしまっているのは次の2つの理由と考えます。
1.サービス業が労働集約型企業
2.人手不足の業界
労働集約型というのは簡単に言うと、従業員がサービスを提供してお客さんから対価を得ます。
従業員が休んだら売上が上がりません。
売上を得るためには人の労働に依存してしまっているというのが労働集約型です。
また、サービス業は売上に占める人件費の割合が高いです。
なのでサービス業で利益を出すためには人件費のコントロールが欠かせません。
さらに現在は、人手不足です。
一昔前は人件費をコントロールするためにあえて人手不足気味に経営している会社がほとんどでした。
就職氷河期などは企業からするといくらでも補充ができたいい時代でした。
今は…
補充ができなくなってきています。
現場で採用担当として働いていますがリアルに新規採用が厳しい状況になっています
利益を出すために人員をギリギリにしている。
or
人手不足で人員がギリギリになっている。
サービス業は余剰な人員を作りにくい業界なのです。
人が休んでも機械は動いている
そんなこともありません。
自分が休んだら仕事が回らなくなることがわかってて、
有給休暇を申請するのは「自分の会社をつぶしたいの?」
そう思われても仕方がない気がします。
有休を使いたいときって長い会社員人生こないものでしょうか?
人生100年時代と言われている現在です。
定年は70歳、いや私たちは80歳くらいまで働くことになりそうだと簡単に予想できます。
有給休暇はそんな長い会社員人生の希望だ
と思っていたのは私だけでしょうか?
好きなときにリフレッシュするための休暇を取る。
それが、働き続ける活力になる。
と思っていたのですが、上の年代の人たちの価値観はどうやらそうではないらしいです。
上司に有休について聞いてみた話
入社3年目のことです。
メディアでも働き方改革という言葉が出始めたころでした。
毎週のように休日出勤を頼まれていた私は、半年くらい経って仕事が楽しくなくなりました。
毎日、毎日、同じことの繰り返しだな…。
毎週休日出勤だから友人との飲み会を断るのもこれで20回目くらいか。
彼女とも会いたいなぁ。
休みが取れたらゆっくり温泉旅行にでも行こう!
そう思って、部長と話す機会があったので思い切って部長に聞いてみました。
エデンくん、仕事は順調かね?
はい、順調です。
部長に頼まれていた企画書もほぼ完成間近です。
そして続けて聞いてみました。
ところで、来月末くらいに有休をいただきたいと思っているのですが…
エデンは最低限の言い回しと配慮をして言ったつもりでした。
しかし、それは完全なる準備不足でした。
有休という言葉を聞いた瞬間に部長がピタッと3秒くらい動かなくなりました。
そして、
ちょっと移動しようか
と言って個室に呼ばれました。
個室に入ると、
お前な、そんなこと言うな!
会社員として恥やぞ!!
部長のあまりの声の大きさにエデンはギクっとしましたね。
これだけみんなが休みなく働いてるのに、お前…え?
何年目だっけ?下っ端やろ。
もし、取りたいなら上司全員に許可取ってから俺に申請してこい。
……。
完全に準備不足でした。
世間というものを私はわかっていませんでした。
そして、その後は…パワハラの嵐が始まります。
有給休暇はないものと思った方がいいです
今回の体験を経て、強く感じました。
- 有休はないものと思った方がいいです。
- 有休という制度はありますが、まさに“毒りんご”です。
- 食べたら最後、組織である会社員としての人生が終了する可能性があります。
過去の自分へ言いたいです。
会社や世の中を変えようとして、毒りんごを食べようとするな。
有給休暇が使える会社
有休を取得したことがないようなブラック企業では毒りんご(有休)は食えたものじゃありません。
使いたいなら、いっそのこと転職した方がいいのかもしれません。
そこで転職先を効率よく探すため有給休暇が使える会社を考えてみました。
結論、次の2つの条件に当てはまる会社を選ぶとよいと思います。
①新しい会社
②利益の出ている会社
1.新しい会社
有休はどうやら毒りんごのようです。
それは、世代間の価値観の違いが大きく影響していることがわかりました。
有休は労働者の権利だと思っている私たち若者
↕
権利なのは知ってるけど、1回も使ったことのない先人
先人からしたら、
これまで文句も言わず耐えて耐えて必死に俺たちが会社を大きくしてきたのに、若いやつは権利ばっかり主張しやがって
となっています。
なので、比較的若い人たちで起業したようなベンチャー企業や本気で若い人を採用して会社を大きくしていこうとしている新しい会社を探すのが賢明です。
そうすると有休に対しての価値観の衝突が少なくなります。
2.利益の出ている会社
とはいえ、ただベンチャーや新しい会社を探しても
うちは利益が出ていない。
有休の給料を払えないからちょっとだけ待ってくれないか?
と渋られる可能性があります。
これだと現状のブラック企業と変わりません。
いや、ブラック企業は利益が出ても有休を使わせないので、もっとひどいですね
なので、しっかりと利益の出ている会社を探しましょう。
上場企業なら売上や営業利益はネットにいくらでも公表されています。
営業利益÷売上高×100=営業利益率を計算して
過去よりも営業利益率が伸びている会社がベストです。
逆に昔は営業利益率が10~15%と高くてもどんどん落ちてきて2~3%や赤字になっている企業はかなり危険です。
会社の経営が傾いているのに、有休を使うなんてさらに経営を圧迫するじゃないか!
と先人たちに言われる可能性は高いでしょう。
有給休暇は使えない|申請したら会社員として終わった話のまとめ
・有休が申請しづらい会社で有休という毒りんごを食べると危険です。
・安易に有休という単語を上司に使うと、どうやら組織人として終了する可能性があるようです。
・ブラック企業では有休を諦めましょう。
転職するなら(新しい会社+利益の出ている会社)に限ります。
あなたに幸あれ。それがエデンの幸せです。
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