今回はクレーム多発、ぐちゃぐちゃの人手不足の現状を共有します。
今回の記事は以下の人におススメです。
・エデンと同じように人手不足の現場で苦労しているあなた。
・人手不足になるとどうなるかを知っておきたいあなた。
・日本で起こっている現状を知りたいあなた。
この記事を読むことであなたは、人手不足に悩んでいるのはあなただけではないということがわかり、少しだけ心が楽になります。
今回の記事は前半と後半に分かれています。
前半では
どろどろの人手不足の現状を共有します。
後半では
話題のコンビニのニュースについてエデンの主張を共有します。
エデンのスペックです。
- 20代後半
- 会社員
- サービス業
- 店長
- 年収400万前後
この記事で書かれている内容
サービス業の人手不足
サービス業は人手不足で大変というイメージがあるでしょう。
結論から言うと、その通りです。
しかし5年前と今(2019年)では内容が違ってきているかんじがします。
サービス業で働くエデンが現状を交えてお伝えしていきます。
5年前
・人手不足は会社の策略
・残業は一時的
・目標数字は達成していた
2019年現在
・人手不足でどうにもならない事態が頻発。
・残業の終わりが見えない
・経営が一気に傾きそうな気がしてならない
クレーム多発、人手不足の現状
最近よく出るクレームがあります。
客が呼んでるのにはよ来いよ
お前ら、俺らの金から給料もらってんのやろ?
ちゃんと仕事しいや
これを買いにきてるのに在庫がないってどういうこと?
いますぐ仕入れてこいや
人手不足で本来の半分の従業員で営業しているために起こっているクレームの一部です。
疲労困憊で発注のミスなども起こります。
営業が非常に不安定となっています。
店を閉めたらいいじゃない?
という意見がありますよね。
会社ですからね。
そう簡単に店は閉められません。
実際に最後の手段として使ったのが
“店に入れるお客さんを制限する”
ということです。
実際に入口で入場制限しました。
すると入口付近でお客さんが行列をなします。
結局、お客さんに整列してもらうための人員が1人必要になります。
人手不足で人員が用意できず、制限するわけです。
その1人が惜しいので、ボードを作ってなんとかお客さんだけで整列してもらえるようにしました。
しかし、常連さんを筆頭にクレームが多発しました。
いつも来てるのに、こんな待たせるなんてお前ら経営下手すぎや
整列とか聞いてないぞ、ってか店内ガラガラじゃん?
そんなこんなでクレームに必死に対応しながら営業しました。
人手不足をお客さんに伝えました。
まぁしかし、お客さんからしたらそんなことは知ったこっちゃないのです。
入口で制限するなんて、苦肉の策すぎました。
さらに、営業が終わってから追い打ちをかけることがありました。
上司から電話がありました。
営業の数字がよくないね。
人手不足ってそれは言い訳だよね?
この結果を踏まえて来月どういう売上計画を作るか明日までに考えなさいよ
上司からの電話の間、
まるで遠くで叫ばれているけど、反応すらしない。
そんな気分でただ聞いていました。
もうね。残業がどうとか言ってられないですね。
今月も過労死ラインまで残業していますし、休みなんてありません
サービス業の人手不足は会社の策略でした
サービス業の人手不足を経営の一つの策略としている会社も多いのではないでしょうか?
サービス業は労働集約型企業の代表です。
従業員の管理が経営を大きく左右します。
製造業なら、製品が経営に大きく作用しますよね。
サービス業は人件費をかなり細かく管理しています。
人件費を抑えるためにはギリギリの人員で回す方が理にかなっています。
社員を抱えると、時給以外にも福利厚生費がかかります。
普通なら月間160時間前後が1か月に働く目安でしょう。
しかし、経営目線は残業代を払ってでも社員には1人当たり月間190時間くらい働いてもらって運営するのが1番コスパがいいのです。
そんなこんなで利益を上げている企業が多いと思います。
サービス業は競争が激しいのでどこもこんなかんじで人件費を削って利益を出していると思います。
人員の補充と削減を繰り返してギリギリで運営するのです。
これが人手不足社会だとどうなるかわかりますよね。
そうです。補充がないのです。
今まで通りに補充しようとしてもうまくいきません。
年中、終わらない残業
かつては残業と言えば、人員を補充するまでの期間かよっぽどの繁忙期だけでした。
3月に人がいなくなったときなど、時期も把握できていました。
しかし、人手不足時代です。
繁忙期だけ人員が足りなかったのが、閑散期にも人手が足りなくなってきています。
そんなこんなで繁忙期を迎えた結果が先ほどのクレームの嵐です。
もちろん、年中、残業だらけです。
繁忙期は会社社員全員フル出勤です。
閑散期に順番に休ませますが、休みが回ってこない人も多くなってきました。
目標数字の達成が難しくなってきています
先ほどの上司からのクレームのように目標数字が達成できない日が続くと会社の経営に大きく響きます。
かつては人員の補充や育成が終われば目標数字に届いていました。
目標数字に届かせるまでのスピードが早い人が昇進したものです。
しかし、人手不足は会社の業績をダイレクトに脅かします。
今まで通りの評価基準だと99%の人が昇進できません。
【人手不足の現状】クレーム多発の納期も守れない。もうぐちゃぐちゃまとめ
・現場はお客さんからもクレームを受けまくりです。そして、経営者からも圧力がかかり精神が病みます。
・人手不足が経営の1つの策だったころとは明らかに状況が違います。
以上で前半を終わります。
ここからはサービス業の王、コンビニについて話題のニュースを交えてエデンの意見を共有します。
人手不足でニュースに引っ張りだこな日本のコンビニ
コンビニの営業時間短縮事件
東大阪の大手のコンビニで営業時間短縮問題がありました。
一緒に経営していた妻が他界され、残された夫はどうしても営業が継続できずに営業時間を縮めました。
それまで24時間営業だったのを朝6時から深夜1時までの19時間営業にしたのです。
それが、フランチャイズ契約違反ということで約1700万円の罰金にするという本部の主張です。
これを始めて聞いた人は
こんなの酷すぎる
5時間くらい寝かせてあげて
そんな意見も多いと思います。
だからこそ今、社会問題になっていますよね。
でもね。これ本部と現場ではよくあることなんですよね。
おおやけにはなっていないので、どことは言いませんが
数時間、営業時間を短くしたせいで降格処分になった人がいます。
本部はそれを現場に社内報で共有して、見せしめ状態にしていたりします。
だからこそ現場は必死です。
俺も罰金払いたくない。
降格して給料を下げられたらローンが払えない。
コンビニの本部が打った対策に意見します
先日、あの事件とは別のコンビニエンスストアの会社ですが
“兼業オーナーの待遇を良くする”
という発表していました。(エデンは2019年7月24日に日経ニュースで確認しました。)
あの事件が起きてから約半年後のことです。
エデンはその記事を見て、疑問に思いました。
まるで、素晴らしい対策を発表したかのように書いてあるけど…苦肉の策だよね?
ボロボロの鉄砲で持ち弾もあんまりないのにふたつの戦場に駆り出されるようなものじゃない?
全国で、兼業オーナーができている人に次の提案が来た場合こう答えられる人は何人いるのでしょうか?
君、複数店舗の兼業オーナーができたから次は壊滅してるこの店舗も救ってくれないか?
よし、わかった。俺がなんとかしてやろう
一昔前なら昇進のためにこう言えた人もいたかもしれません。
いや、今のところがたまたま運がよかっただけです。
もう勘弁してください
という人が今の時代ではほぼ100%なのではないでしょうか?
エデンも似たようなサービス業で働いているのでわかります。
このニュースでの対策をした会社は
オーナー1人が複数店舗を経営すればリスクが分散でき、経営が安定するとして推進しています。
理由は店舗間での従業員のやりとりが可能になるから
と言っていますが、時代が違う気がしてなりません。
エデンはコンビニではありませんが店長をしていましたがこう思います。
エデンが感じること(ボロボロの鉄砲で持ち弾もあんまりないのにふたつの戦場に駆り出されるようなもの)
例え方が気分を害するかもしれません。
それは申し訳ありません。
しかしエデンはそう感じてしまうのです。
店長は例えると鉄砲です。
そこで働く従業員は弾です。
今の時代、オーナーも店長を兼務している人が多数だと思います。
繰り返しになりますが店長は鉄砲だと感じます。
弾はあまり込められていません。
しかし、複数店舗に赴きます。
ボロボロの鉄砲で戦うしかありません。
そんな焼け野原でいったいいつまで従業員のやり取りがうまくいくのでしょうか?
早急にオーナーにも労働法をしっかりと適応して、過度な営業は辞めさせるべきです
では対策を考えろ
それが本部や経営者の意見だと思います。
エデンの主張は2点です。
①無人レジの開発など省力化を進めましょう。
②それまでは過度な労働をしている店舗は閉めましょう。
契約かもしれませんが、ここ数年で人手の市場は劇的に変化しています。
数年前の契約で後悔している人が何人いるか想像しただけでエデンは心が痛いです。
コンビニオーナーは個人事業主なので会社員としての労働法が適応されていないので実質、働かせ放題になっています。
まずは過度な労働を洗い出すところから始めないと、いつまでたっても幸せが増えませんよね
オーナーに複数店舗を任せる前に鉄砲(店長)をそろえるのが先ですよね。
優秀なオーナーは店長という雇用ポジションを作って任していくという戦略でやるのでしょう。
そんなお腹のすいたオーナーがいるのでしょうか?
それともオーナーにお腹を空かせるためにさらに借金させたりするのでしょうか?
エデンブログでは同じサービス業として今後のコンビニ業界も追っていきたいと思います。
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あなたに幸あれ。それがエデンの幸せです。
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