今回はワークライフバランスの実現が95%の企業で不可能な理由について解説します。
この記事は以下の人にお勧めです。
- ワークライフバランスのある会社を探しているあなた。
- 「こんなはずじゃなかった」とワークライフバランスがない会社で働いているあなた。
- 管理職なりたてで部下にどう接すればいいか悩んでいるあなた。
この記事を読むことであなたは世代間の価値観のギャップに気づき、埋める戦略を立てる事ができます。
ここ数年でワークライフバランスという言葉が出てきました。
10年前にはおそらく存在しなかった言葉でしょう。
ワークライフバランスも大切にしたいです。
なんて言うと
お前は働く意思がないのか!
という思いが、今の管理職世代に当たり前のようにあるのではないでしょうか?
この記事で書かれている内容
価値観の違い
日本人の意識調査(NHK放送文化研究所)によると
仕事と余暇に対する考え方は、この40年で大きく変化しています。
「仕事志向」をいえる者の割合が減少する一方、
「仕事・余暇の両立志向」の者の割合が増大しています。
人間関係においても
「なにかにつけ相談したり、助け合えるようなつきあい(全面的なつきあい)」を望む者の割合が
減少傾向(約38%)。一方
「仕事に直接関係する範囲のつきあい(形式的なつきあい)」を望む者が増加傾向(約25%)にあります。
価値観が違うのは調査結果からも明らかです
なので、大切なことは
お互いがどこまで歩み寄れるか?
ということではないでしょうか?
あの人は私と価値観が違うから嫌い
と言うことがどれほど無意味なことか理解していただけたと思います。
世代が違うとバックグラウンドも違うので価値観が違って当たり前なのです。
ひとまず、相手の価値観を受け入れるようにしましょう。
経営者や管理職の方は、今の時代におけるこのような仕事、職場に対する労働者の意識の変化に目を向けることも重要です。
参考:価値観を受け入れると仕事が進んだ話。【新人教育のススメ】
名ばかり管理職が多すぎます
全国の管理職はメンタルヘルスマネジメント検定の管理職コースを勉強してほしいものです。
公式テキストにも書かれていることですが、
「各々の労働者への配慮など管理監督者の働きかけによって軽減できるストレスがかなりあるのです。」
具体的には
①部下の話を傾聴すること
②問題を発見したときは速やかに事業場内外の産業保健スタッフに相談すること
です。
一度は見てほしい、命を救う公式サイト2選
ワークライフバランスがない会社が95%だと思った方がいい
結論から言うと
- 超ホワイト企業(全体の約2%)。
- 若い世代で立ち上げた利益の上げれているベンチャー企業。
ここらしかワークライフバランスはないのではないでしょうか?
会社員の方はうすうす気づいていると思います。
あれ、うちの会社ってワークライフバランスないよね?
私の上司の木村課長、管理職だけど働き方やばくない?
と気づき始めます。
そうはいっても、会社説明会で
ワークライフバランスがいいと言っていたよ?
という意見があるかもしれません。
人事部は世のトレンドを混ぜ込まないと採用ができないので
弊社はワークライフバランスにも力を入れています。
なんて言っていますが、その人事の人はワークライフバランスに力を入れている証拠つくりのグラフ作成に深夜の3時まで費やしていたりします。
採用活動ではワークライフバランスに力を入れていると言いますが、実際のところ
人事部は利益を出す営業部などとはあまり接点がなく、口出ししにくいものです。
さらに営業はこれまでの成功体験を基にノウハウが蓄積されていってるので、そう簡単には変わりません(変えられません)。
それならば、最初からワークライフバランスなんてないと思った方がよいでしょう。
ギャップを感じるからこそ、どんどん離職率が上がっていきます。
参考:新卒の50%が転職希望。これからの未来を見据えた日本の会社の絶望の表れだと感じました
苦にならない仕事を見つけましょう
好きなことが仕事にできれば一番いいですが、なかなか難しいものです。
せめて、苦にならない仕事は選びましょう。
会社人生を送ると3年に1回は暗黒時代を過ごすものです
ワークライフバランスの実現が95%の企業で不可能ですまとめ
・ワークライフバランスが本格的によくなるのはこの価値観のある我々の世代が管理職になるころでしょう。(2030年くらいでしょうか)
・価値観が違うのは当たり前です。お互いが歩み寄り、相手の価値観を理解することが第一歩ですね。
・会社員をしているといずれは暗黒時代(3年に1回くらい)が来ます。せめて苦にならない仕事を選びましょう。
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